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【経済マトリックスからの脱出】映画Matrixの仮想世界と現実社会について

 

今日は「経済マトリックスからの脱出メソッド」として、非常に重要なパラダイムをご紹介したいと思います。

 

パラダイムとは何か

パラダイムというのは物事の見方、見え方を指していまして、どのようなパラダイムで周囲を見ているかによって自分が受け取る情報が変わってきます。例えば、どんなに明るいお昼であってもサングラスをかけると暗く見えるように、どんなパラダイムを選択しているかによって、世界の見え方が変わってきます。私が習っているコーチングでは「視点」と言ったりもします。

  • 結果を変えるには行動を変える必要がある。
  • 行動を変えるには思考を変える必要がある。
  • 思考を変えるにはインプットする情報を変える必要がある。
  • インプットする情報を変えるには見方、見え方を変える必要がある。

ということで知らぬ間に自分の行動や結果を制限しているものがパラダイムというものなのです。従って、自分がどんなパラダイムを持っているのかということを認識する事、適切なパラダイムを選択するということは極めて重要なのです。

 

経済マトリックスとは何か

経済マトリックスとは私の造語でして、私が持っている極めて重要なパラダイムの一つです。映画のマトリックスから命名しています。
映画マトリックスについては、オリジナルのマトリックスは1999年に公開されました。

eigahitottobi.com

 

また、最新作ではレザレクションズというのが2021年に公開されました。

wwws.warnerbros.co.jp

 

映画マトリックスでは、「仮想世界の中にいる住人が、自分たちが仮想世界にいるということに気付き始め、仮想世界の外側の現実世界に脱出していく」というストーリーで、外側の現実世界では人間vs機械の戦いがあり、仮想世界はその機械が作り出している、というストーリーでした。

これを現実世界に当てはめると、自分が住んでいる世界そのものが何者かによってお膳立てされているのではないかというメタ認知の視点を持つというのが「経済マトリックス」というパラダイムを持つことになります。特に会社組織で働いているビジネスパーソンにとっては、具体的には以下のような問いかけを持ってみるという事です。

  • 私は誰かによって搾取されていないか?
  • 私は自分の足で自分の人生を歩いているのか?
  • 私は自分の判断で自分の選択をしているのか?誰かに選ばされていないか?
  • 自分の選択に納得しているか?していなければその理由は何か?
  • そもそも何のために働いているのか?それは自分の幸せに繋がっているのか?

 

これまでの資本主義に関する考察(マルクス、ピケティ)

実はマルクスは資本論で、「企業の利益は労働者を余計に働かせたことにより生じる余剰価値を搾取することで生まれている」と述べています。だから資本家と労働者の間で富の偏在化が進むので、彼は資本主義では駄目だ、共産主義であるべきだとの主張となった訳です。

diamond.jp

また、ノーベル経済学賞を受賞したトマ・ピケティはその著書「21世紀の資本」で、r>gを主張、即ち、「資本家の富の蓄積速度の方が労働者の富の蓄積速度よりも速い」ことを主張しており、これもマルクスと同様、資本家vs労働者間の富の偏在が進むことを主張したのでした。

diamond.jp

 

「経済マトリックス」というパラダイム

結局、資本主義の中に私達は生きており、そこから逃げるわけには行きません
資本市場では資本家と企業の間で資本とリターンのやり取りが行われており、そのような資本市場の影響の下で、多くのビジネスパーソンが会社に勤めているという状況です。

労働により収入を得るビジネスパーソンはその収入で家族を養い、プライベートでは労働の疲れを癒やしてまた労働に臨む訳ですが、実は「ビジネスパーソンの労働によって得た利益の大部分は配当という形で資本家に還元されている」という現実があります。言われてみれば当たり前なのですが、不思議とそのことを普段は意識していないビジネスパーソンは多いと思います。それは経済マトリックスというパラダイム(視点)を持ち合わせていないので日常で働いている中では意識にも登らないということだと思います。

ちなみに、先程の段落で私が書いた問いかけに関して思ったことを記載すれば以下のような感じです。

  • ビジネスパーソンは資本家によって搾取されている
  • 多くの人は労働しないと収入を得られないので労働しており、会社に自分を最適化することで働きがい、やりがいを得るようにしているというのが実態である。
  • 収入を得るには実は労働収入以外にも不労所得という手段もあるのだが、実施するには投資する資金の準備が必要でもあり、多くの場合不労所得の実現には至らない
  • 自分自身の判断というよりは、投下できる資本がなければ資本家にはなれないので、最初は誰もが労働からスタートせざるを得ない。どの企業に入社するかは個人の選択ではあるものの、それも実は労働者からスタートするというのが前提になっている。サラリーマン生活を進める途中で一定の蓄財が進めば労働所得から不労所得への切り替えというのもあり得るのだが、意識していないとその実現は難しい。
  • 従って「そもそも何故働くのか?」及び「いつまで働くのか?」という問いは非常に重要である。特にいつまでという発想を持ち続けられるということは「いつ労働への依存を卒業できるのか」という問いかけに強烈に繋がる。

 

映画マトリックスは仮想世界ではなく現実社会であった!

映画マトリックスを作ったウォシャウスキー兄弟(今は姉妹ですが)は、このような資本主義の現実を彼らは理解しており、寧ろこのような現実社会への理解をベースに映画の世界観を作り出したのではないかというのが私の見解です。
映画が大ヒットするのはそれなりの理由があると思うのですが、「言われてみれば確かに私達は資本家によって搾取されている、コントロールされている!」という密かな共感がその理由であると思っています。

経済マトリックスからの脱出方法については別途記載するとして、まずは自分を取り巻く環境がどうなっているか、社会構造・経済構造を理解する事が必須と思います。
そして、その視点で経済マトリックスというものを日々意識してみてください。きっと今まで見えなかったものが見えてくると思います。

 

 

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