長い間会社で働いていると色々な事に巻き込まれる事があります。その都度、最適解を考え行動し衝突して、傷付いた事や学んだ事など色々ありました。
今回は会社で争いに巻き込まれたときのセルフディフェンスについて、柔術からの学びを書いていきたいと思います。
柔術から学んだ会社に於けるセルフディフェンス
普段の心構え
- 普段が大事。常日頃何が正しいのか、正しいことを行っているのか、あるべき姿は何かを考えその通りに行動していることが大事。
争いに巻き込まれた瞬間
- 争いが始まった時点で、自分が正しい事をし続けてきたか、何か正しくないことはやっていないか即座にチェックする。そこで不安があれば攻め返す力は産まれないので、反撃には出ない方が良い。
- そのため、反撃に打って出られるのは常日頃から何が正しいのかを追求している人にしか出来ないと思う。
何が正しいのかという視点
- 何が正しいのかというのは大事な視点。大きく分けて2つあると思っている。一つは「社内規程」でもう一つは「For the company、即ち全社最適」という観点だ。
- 社員は「社内規程」を理解しているべきで、これに基づいて行動できていないのは論外。日頃からどの規程に基づいて、誰の権限になっているとか、これは自分の権限ではないとか、誰に相談すべきか等規程とのリンクを意識すべきだが、意外と認識していない社員が多い。規程に基づいてと言っても勝手に規程をゆるく解釈したり、規程に書いてあるにも関わらず規程には書いてないと主張したり。
- もう一つの「For the company、即ち全社最適」というのは、日頃人というのは自身の役職やポジションに基づいて考えやすいので、役職別に何が正しいかが変わってくるというのがデフォルトと思った方が良い。だが、このような争いは最終的にはコンプライアンス委員会など客観的な人たちが仲裁することになる。その際どの視点で何が正しいのか判断するのかというと、どのポジションも包含する最高次元、即ち全社最適だ。もっと具体的に言えば社長の視点である。
会社における反撃方法
- 自分が正しい事を確認できたら反撃である。反撃と言ってもやり方はとにかくあちこちで摩擦を増やす、多くの人に不協和音を刷り込むのである。そうすると野次馬が増えてくる、レフェリーが増えてくる。そこで洗いざらい諍いの全てを共有していくのだ。後はまな板の上の鯉。多くのレフェリーがいることによって諍いが密室にならずに、従って多面的に、客観的に判断されるようになる。
- 勿論自分が無傷ではいられないが、相手にはそれ以上のダメージを与えることができる。結局正しいことを追求しまくっている奴が大負けすることはないという覚悟だ。もし負けるとすれば、正しいことが通らない組織ということなので、さっさと辞めるべきだろう。
- また、ここは「僕の顔に免じて」と言っていくる上司には要注意。最早ケンカを売られた状況では、上司も部下も関係ない。「何が正しいのか」その一点のみによって対応すべきだと思うのだが、上司も喧嘩を反射的に避けたいと思い、事なかれ主義でその場を収めようとしてしまう習性があるように感じている。そんな上司も吹き飛ばしてしまえ。正しいことを突き抜ける、そのためにはそんな上司はぶっ飛ばしてその上の上司、更にその上とどんどん偉い人を巻き込んでいくことだ。
- アイツはちょっと危ないと思われても、その行動原理が正しい主張を通すという一点である限り、それは否定されるべきではないと思う。「正しいことのためには誰であっても衝突も辞さない」。その姿勢を常日頃から取り続けていることが肝要である。
- 究極、会社における喧嘩は始まった時点で勝ち負けはついているのだと思う。自分が正しい行動を取り続けている限り少しの負けはあるかもしれないが、大負けすることはない。後は密室に引きずり込まれないように、レフェリーを増やす、野次馬を増やす、スポットライトを当てて、全てを洗いざらいぶちまけて、客観的判断に委ねる。日頃から正しいことをやれという事だ。
まとめ
ということで常日頃から争いに巻き込まれたとしても負けないように、客観的に見られても正しいと主張できるような仕事の仕方を行う必要がある、という姿勢が重要だと思います。そして実際に争いに巻き込まれたときには普段とは全く真逆の行動、即ち摩擦や衝突も辞さずに野次馬も含めてレフェリーを増やすという事です。
負けないような戦い方を普段からしているという点が極めて柔術的な考え方だと思っています。
そもそも争いに巻き込まれないのが一番なのですが、いざという場合を想定しておく事は重要だと思います。
50歳で早期退職を実現することができたのは
柔術から学んだ弱者の為の逆転戦略・戦術の転用と経済マトリックスからの脱出メソッドだった!
労働者から資本家へのライフシフトを実現する
ライフ・パスガード コーチ Neo